多頭石斧

多頭石斧は、円形の外縁を、複数の鋭い突出部に加工した石器です。中央には棒(柄)を差しこむ孔が空けられており、孔から各突出部の間(谷部)に伸びる溝が入れられています。支配階層の権威を象徴する遺物、もしくは柄を差しこんで棍棒として使用されたものと考えられます。突起がなす形態は、星形、車輪形、扇形など様々です。

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