獅子面額

インドネシアのバリ族が、村の守護神を祀る寺院や、家の軒の下に懸けておき、鬼神をはらう装飾である「ペンジャガ・ルマ」です。ペンジャガ・ルマは、邪気をはらうとされる獅子の顔をしています。獅子のたてがみは、仏の螺髪のように先が丸まっており、見開いた目と鋭い歯、大きな耳などは、中国の龍に似ています。バリ島では11世紀からヒンドゥー教が信仰されてきましたが、仏教や中国文化の影響を感じさせます。

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