乾漆釈迦如来像

16世紀のミャンマーで製作された大型乾漆仏像の頭部です。乾漆とは、木製の芯に粘土で形を作り、その上から苧麻や麻をはり、漆を何度も塗った後、内側の粘土を掻き出す方法のことです。完成品は頑丈で非常に軽いのが特徴です。東アジアでは、古くから乾漆技法が用いられており、ミャンマーでは「フマンパヤ」と呼ばれる乾漆技法が流行しました。

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