金銅熊足形裝飾

平壌・石巌里(ピョンヤン・ソガムニ)9号墳では、食器をはじめとする漆製品が多くみつかりました。なかでも漆牀(しつしょう)は、長方形の上板の四隅に金製の装飾具があしらわれ、装飾具の縁には金製の小玉がはめこまれています。上板の四隅の裏には、金銅製の熊形の脚がついています。製作者と時期に関する銘文があり、当時の時代状況を推定できる重要な資料です。