ウマー

ウマーはシヴァの妻で、パールヴァティーともいわれます。ヒンドゥー教の女神は女性の様々な面を象徴しますが、ウマーは慈愛深い母と従順な妻の象徴であり、純潔と官能美を兼ね備えた存在です。同作品にみられる大きな目、低く広い鼻、厚い唇、微笑などは、バイヨン様式にみられる要素です。バイヨン様式とは、アンコールの彫刻の中で12世紀末から13世紀初めの彫刻を代表する様式で、独特の微笑と、躍動感ある表現が特徴とされます。

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