箋文
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

  • 寸法

    248.3x29.5

  • 番号

    本館 10115

  金玉均が大王大妃に上申した箋文である。箋文とは国に吉凶のことがある時、王に申し上げた四六体の文をいう。
 本文に出てくる大王大妃、王大妃、大妃は各々、翼宗妃(神貞王后趙氏)、憲宗妃(明憲王后洪氏)、哲宗妃(明純王后金氏)だろう。高宗初年にこの3名の大妃に尊号を何度か上申したことがあるが、この箋文はこれを祝賀するために金玉均が上申したものと思われる。最後に“金玉均印”と刻まれた正方形の印が押されている。