青磁素文碗
- 年代
高麗
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材料
陶磁器 - 青磁
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寸法
口径14.1、高4.8
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番号
本館 9544
東漢代の末期、成熟した青磁制作に成功した越州窯は三国、両晉、南北朝、隋代を経て唐代に至ると技術水準が絶頂に達し“千峰翠色”と呼ばれるようになる。唐代には茶を飲む風習が流行するとともに寵愛を受けた玉璧底椀は、越州窯青磁の代表的な茶具である。
この遺物は腹部が深く長方形で、玉環底形態に近いものである。底が低く、火に強い耐火土目を当てた痕跡が残っている。釉薬の状態が非常に良好で均一である。