蓮華文軒丸瓦
  • 年代

    高句麗

  • 材料

    土製 - 硬質

  • 寸法

    径16.2 長44.9 丸瓦端部径13.0

  • 番号

    本館 8468

砂粒が混じった胎土で、硬質に焼かれた赤褐色の軒丸瓦である。瓦当の中央に低く突出した半球形の中房を配した。瓦当の周縁に沿って突線で円弧を10個配し、その中に10葉の蓮華文をおいた。
 蓮弁は、瓦当の中ではっきりと表現されておらず、輪郭線で形状だけを表現し、非常に弱々しい姿を示す。
 瓦当の裏面には、円筒を半分に割った形をした丸瓦が完全な状態で残っているが、その端には径2.3cmほどの固定用の円形孔があけられている。