北斎 石造如来立像
  • 年代

    中国

  • 材料

  • 寸法

    高67、胴径24.8、底径24、底厚9.8

  • 番号

    本館 6690

顔がふっくらとしており、僅かに笑みをたたえ、体躯は円筒形で、丸彫美が強調された中国北斉(550~557)の仏像様式を反映している。白い頭の上に、高く大きな肉髻があり、目鼻立ちがはっきりとしている。
両手は破損したが、残っている部分から推測すると施無畏與願印を結んでいたと思われる。丸みのある肩に掛けられた袈裟は、体にぴったりと着いて輪郭がはっきりと現れてはいないが、両手首を経て、長く下に流れ落ちている。
このように際立った丸彫美の顔と体躯を持つ北斉仏像は、山西省の天龍山石窟と山西省の嚮堂山石窟の仏像に見られる。