銅合金製帯鉤
  • 年代

    春秋

  • 材料

    金屬 - 銅合金製

  • 寸法

    長20、高1.8、最大幅2.5

  • 番号

    本館 6576

金銀錯帯鉤とも言い、中国春秋時代から使用され、主に山東省、陝西省、河南省などの地の春秋時代の墓から出土する。実際に使用した装身具で、史料にも記録されている。
腰帯を結ぶよりも帯鉤を使用する方が便利な為、絹を代わりに使用し、戦国時代以後の王室貴族達の間で装飾品として使用することが流行した。
皮の腰帯の装飾以外にも刀、剣、印章、鏡などの装飾品だけでなく、南北朝時代以後新しい形態の腰帯が出現するまで、継続して使用された。金銀着帯具をはじめとする黄金嵌玉帯鉤、包金嵌玉銀帯鉤、金銀錯鏟形帯鉤、嵌銀錯龍文帯鉤などがある。