金銅製棺釘
  • 年代

    百済

  • 出土地点

    扶余郡

  • 材料

    金屬 - 金銅製

  • 寸法

    残長4.73 径4.3

  • 番号

    本館 5990

  忠清南道扶餘郡扶餘邑陵山里5号墳から出土した。木棺を結合するのに用いた装飾釘である。8葉の金銅製座金具を組み合わせて用いられた丸頭の釘で、釘頭と座金具は鍍金されている。釘の断面は四角形である。
 本例のような華麗に装飾された棺釘は、武寧王陵や宋山里、陵山里古墳群など、百済支配階層の墳墓からのみ出土する特徴的な要素の1つである。