植字版
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

  • 寸法

    30x60

  • 番号

    本館 3384

丁酉字でつくった『国朝宝鑑』の見本用植字版で、1頁目に該当する。丁酉字は1777年(正祖1年)平壌監司である徐命膺(1716~1787)が王命により甲寅字を6番目に鋳造した銅活字で、“六鋳甲寅字”ともいう。
  活字の大きさは大きな字(大字)が1.4×1.6cm、小さな字(小字)が1.4×0.8cmで、文字数は大字105,638字、小字44,532字である。
  丁酉字は平壌で追加鋳造され、壬辰字とあわせて奎章閣の本院である内閣に別に置かれ使用されたが、1794年(正祖18年)に昌慶宮のかつての弘文館に設置された鋳字所に移された。その後、1857年(哲宗8年)に鋳字所に火災が発生し、他の活字とともにすべて焼失した。