鉄活字大字
- 年代
朝鮮
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材料
金屬 - 鉄製
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寸法
1.1x1.1
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番号
本館 3366
鉄活字は純祖初期に民間で鋳造し、産業的に使用してきた活字で、“筆書体鉄活字”ともいう。誰が、いつ、どこで最初につくったのか記録が伝わっていないので、正式な活字名をつけられない。活字数はわからないが、活字の大きさは大きな字(大字)が1.1×1.1cm、小さな字(小字)が1.0×0.6cmである。
筆書体鉄活字は純祖代から高宗代まで主に民間の文集、族譜、実記、榜目および日常に必要な様々な書籍を刊行するのに使用された。この鉄活字は民間印刷を促進させ、市民文化と市民意識の開発に寄与した点で、印刷文化の歴史上意味が大きい。