白磁胎壷胎誌石
- 年代
朝鮮
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材料
陶磁器 - 白磁
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寸法
高42.5
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番号
新收 12398
朝鮮時代、王室では子供が生まれると、出産時の胎盤を壷に入れて埋める風習があった。この胎盤は吉日を選んで内壷に入れ、さらに外壷に入れて、生まれた子供の出生と胎盤の埋葬時期を記録した誌石を共に埋めて胎碑を建てる。外壷と内壷の形態には少しずつ差異があるが、たいてい口縁が外に広がっており、肩部から丸く広がって下にいくほど徐々にすぼまる。肩部には半円形の環が四つ付着しており、壷の蓋には宝珠のような把手が付いている。そして、把手の下段には丸い孔を空ける。壷全体に濁った灰白色を帯びている釉薬が塗られている。