韓国式銅剣
  • 年代

    初期鉄器

  • 出土地点

    牙山市

  • 材料

    金屬 - 銅合金製

  • 寸法

    長31.5、28.5、29.6、26.2、16.6、21.2、20.0、4.7

  • 番号

    新收 3489

1976年に忠清南道牙山郡南城里遺跡から出土した韓国式銅剣で、計9点が出土した。遼寧式銅剣と同様に、剣身と剣柄を別々につくった銅剣である。遼寧式にくらべて剣身が直線化し、剣身の鎬とは別に、刳方部も脊に鎬が生じるように研がれたのが特徴である。
 積石石棺墓か積石木棺墓と推定される遺構で、防牌形銅器・剣把形銅器・粗文鏡・扇形銅斧・銅鑿・天河石製飾玉・黒色磨研土器・粘土帯土器などと一緒に出土した。
 大田槐亭洞遺跡や礼山東西里遺跡と共に、韓国式銅剣文化が定着した韓半島の西南地域の特徴的な様相をみせている。