白磁青華透刻葡萄文紙筒
- 年代
朝鮮
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材料
陶磁器 - 白磁
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番号
東垣 186
『東垣李洪根蒐集名品選』陶磁編 図87
大部分の筆筒や紙筒を見ると口緑部がまっすぐ立っているが、これは口緑が外側に広がって胴はそれより狭くまっすぐ下に下りて、高台に至ってまた広がる形になっている。
胴部には上下に広い帯形の余白を残し、上段には七宝文を下段には唐草文を施した。相対的に狭まった中央には透刻と陽刻で葡萄文をいっぱいに刻んだが、特に葡萄の房は青い顔料で塗り引き立って見える。
釉薬は薄い青味がかった細かい白磁釉薬が全面に均一にかけられていて、青い顔料で表現した部分は発色が暗いほうだ。高台は脚と內底の釉薬を拭き取って耐火土を敷いて焼き上げた。