青白磁鉄斑文水牛人物形硯滴
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    陶磁器 - 青白磁

  • 寸法

    高6.2、長8.8

  • 番号

    新盜 1713

中国の南部地方で好まれた水牛の上に童子が乗っている形の硯である。人物は、左手に鳥を一匹つかんでいる。両側を接合させた跡があり、 水牛の背と口には穴が見られることから注口であると考えられる。
畳付は平らであり、畳付を除いた胴全体には青白磁釉が施され、所々鉄盤文が見られる。新安海底引揚品の中では、このような形の硯が何点か発見されてあるが、特にこの人物は西域人の格好をしている。これにより、元代の西域人が中国で活躍した状況を反映しているように思われる