青磁菊唐草文花瓶
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    陶磁器 - 青磁

  • 寸法

    高25.4、口径11.7、底径8.3

  • 番号

    新安 20165

口縁は喇叭状にひろがっており、長い頸には横縞線を廻らせた。胴は球形でひろがったかと思うと段々くびれていく。
胴は四方に菊唐草文を貼り、胴裾は蓮弁文を刻んだ。高台は3面に削ってある。畳付を除いた全面には緑味の青磁釉が施されている。新安海底引揚陶磁器の中にはこれと類似した形のものが多く、菊唐草文花瓶の他に牡丹唐草文瓶も多数引き揚げられた。日本にも伝わるものが多いが、書院や床の間の花瓶として利用されたものだと言われる。