靑白磁陰刻蓮華唐草文両耳甁
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    陶磁器 - 青白磁

  • 寸法

    高31、口径7、底径11.2

  • 番号

    新安 6705

中国では玉壷春瓶と呼ばれる様式で、高い高台と独特な形の景德鎮青白磁である。口縁は垂直に伸び、長い頸の両側には上を向いた突起形の耳が付けられている。
丸い胴は、最大径が下の方に少々偏っており、高台は段々少々ひろがりを見せる。
頸には葉文が陰刻され、突起した形の耳の下には動物が扉の把手を銜えた形の装飾が付いている。胴は上下に陰刻線で区画し、胴の内部を2段に分けてある。
上端には蓮唐草文が、下端には蓮弁文が陰刻されている。高台にも蓮弁文が陰刻されている。高台の内側は深く掘られている。胴に青白磁釉が施されているが、高台の内側と口縁を除く胴の内側には釉薬が施されておらず、白色の胎土が見られる。