金属製瓶
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    金屬

  • 寸法

    長24、口径2.8、底径7.3

  • 番号

    新安 6642

長い頸の上端はにんにくのような形で、その上には直線を成す口がつながっている。縁の先は少々巻かれている。長い頸の中間には帯を廻らせ、肩と頸を繋ぐ部分には如意頭文を模倣した蓮弁文の帯を表わした。
一重の横線で胴を区分しており、胴は円形である。上段には変形した雷文を背景に饕餮文を陽刻し、その下段には亀甲文を背景に渦巻き形の火花文を配置してある。
高台は外側にひろがっており、雷文の帯と蓮弁文の帯を廻らせた。底には篆書体による銘文のようなものが見られるが、判読が困難である。新安海底出土青磁の中からもこのようなにんにく形の瓶が見られる。