青磁鳳凰飾花瓶
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    陶磁器 - 青磁

  • 寸法

    高15.5、口径6.4、底径6.7

  • 番号

    新安 6551

口縁は偏平な形でひろがっており、長い頸には鳳凰形の耳が両側に付いている。 頸は全体の高さの半分ほどの長さで、殆ど垂直である。
肩はやや傾いて下り、全体的に斜面を成し端で折れ胴に至る。畳付を除いた全面には釉薬が施されており、畳付には耐火性の強い土目のあとが見られる。
新安海底引揚品の中には“砧青磁”と呼ばれる青磁鳳凰飾花瓶と青磁魚龍飾花瓶などがあるが、これもその中のひとつである。宋代から元代に受継がれた様式であり、日本でも類似した形の花瓶が伝わっている。