青白磁香立て
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    陶磁器 - 青白磁

  • 寸法

    高14.3、口径2.9、3.1、底径7.1、3.7

  • 番号

    新安 2089

前後が偏平たる平瓶形の胴に、菱形の台座が付いている。平瓶は口縁部分が直線をなしており、断面は長方形である。
瓶の頸には一双の角張った耳が付いている。胴は二段に区別され、上端には点文を下端中央には空間をおき、その中に仏教で理想化される宝相華文を印刻してある。
台座には四ヶ所、上端は半円、下端は偏平な形の穴があり、台座の裾には唐草文を表わしている。畳付を除いた全面には青白釉が施されている。
このような小さい瓶、又は香立ては、新安引揚品に多数含まれており、褐色の斑点文があるものも見られる。又、このような香立てはフィリッピンでも多く出土している。