青磁両耳三足香炉
  • 年代

  • 出土地点

    新安郡

  • 材料

    陶磁器 - 青磁

  • 寸法

    高10.3、口径19.3、底径7.9

  • 番号

    新安 1910

中国青銅器の三脚鼎を模倣した形の香炉である。口縁は外側に巻かれ、縄を張ったような半円形の把手が両側に付いてある。三脚は底から突き出しており、下までは届いていない。
外側の中央には、陽刻の二重線が表われており、その中には風車形の花形装飾がついてある。光沢のある緑色釉薬が厚く施されているが、内底の中央や畳付は釉薬が施されてない部分がある。
中国龍泉市道太郷龔村で、1518年(明 正徳 戊寅)墓地で出土した青磁の中には、このような形があって明代にも類似した形の皿が続いて制作されていたことが分かる。