白磁陽刻辰砂彩双鶴文水滴
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    陶磁器 - 白磁

  • 寸法

    高 5.4

  • 番号

    水晶 354

朝鮮時代の後期になると、舎廊房で使用される文房具類の制作がぐっと増えた。その中でさまざまな形に作られて舎廊房を装飾したのは、当然水滴だと言える。
この作品は胴がきちんとした正方形で、下側には四個所に風穴をあけて低い脚を作った。底面と上面に陽刻された二羽の鶴文を除いて、全体に柔らかくて高尚な光沢の赤紫の辰砂顔料をかけ、その上に青みがかった気運が漂う白磁釉を塗った。顔料の色と四角の単純な形が調和をなして、端麗で洗練された姿だ。