白磁青画銅彩桃形硯滴
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    陶磁器

  • 寸法

    高12.1

  • 番号

    徳寿 5530

桃の特徴を実感を出して描写した硯滴である。特に桃のつまみは赤い光が出る銅画顔料を使い、葉には青い光を放つ青華顔料を使用し、色相は調和をなし、すっきりとした雰囲気を醸し出している。桃には多様な意味が込められており、特に3000年に一度天上で実をつける桃を食すれば長寿になるという西王母伝説の影響で、多寿を意味する民話の素材としてもよく登場する。同様に桃の胎夢は、男児と多男を象徴する。そのような理由からか、桃形に作られた水滴は多くの人々から愛されている。