韓国人が昔の遺跡や遺物について関心を持つようになったのはいつ頃からでしょうか。朝鮮時代の人々は落雷の場所から発見した石斧を「雷斧」と呼んでいました。雷と稲妻を扱う神の斧という意味を持つ「雷斧」は、厄払いの神秘的な効能があると考えられ、王に献上されることもありました。20世紀中頃以降、考古学の発展とともに石斧はいつ頃から作られ、どのように変化してきたのか少しずつ分かるようになりました。先史時代の必需品であった石斧に関する人々の認識がどのように変化してきたのかを見渡す本展示が、遠い昔、この地に足跡を残した人々と現在の我々を結ぶ架け橋になれば
幸いです。