国立中央博物館では、2016年お釈迦様の誕生日に際し、書画館のテーマ展として「尚州北長寺掛仏画-願いを叶える仏」を開催します。本展は、仏教儀式用の掛仏画により仏画展の一環として、当館では2006年から今年まで13回目を迎える展覧会となります。
「北長寺の掛仏画」は、高さ13メートルを超える国内最大の仏画であり、仏教儀式のみでなく、旱魃が続いた際に雨を降らせるため行う雨乞い(祈雨祭)で使われていました。なお、この掛仏画と共に仏教絵画室では願いが叶えられる仏教の諸尊像もご紹介します。仏教信仰の対象である一方、霊験の象徴でもある「北長寺掛仏画」と仏画が、是非ご鑑賞できる展覧会となれれば幸いです。