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6・25戦争と国立博物館‐守って引き継ぐ
  • 展示場所

    常設展示館 1階 中近世館 朝鮮2室

  • 展示期間

    6월-25-2020 ~ 9월-13-2020

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国立中央博物館(裵基同館長)625戦争(韓国戦争) 70周年を迎え、2020625日~913日、テーマ展<625戦争と国立博物館‐守って引き継ぐ >を開催します。

 

この度の展示は70年前に勃発した戦争のために消滅する危機に直面した文化財を守り、文化の命脈を継承しようとした国立博物館を取り上げ、国難の克服と平和への教訓を分かち合いたく、準備しました。

 

1 「危機に陥った韓国の文化財」においては625戦争によって被害を受けた文化財を紹介し、ソウル占領から928収復に至るまで、国立博物館が被った危機と被害状況を取り上げます。五台山の月精寺に保管されていたものの、19511月に月精寺が焼失した際、高熱で溶けてしまった禅林院址の銅鐘などの遺物が当時の惨状を今日に伝えます。

 

2 「文化を守り、世界に伝える」においては195012月に釜山に避難した国立博物館が避難地においても韓国文化を守り継承しようと努力した姿を取り上げます。国立博物館の移転を承認した文教部長官・白楽濬(18951985)の許可書をはじめ、関連資料を展示します。

 

本テーマ展では常設展示室の展示品の中で北漢山の新羅真興王巡狩碑(韓国国宝第3)、青磁獅子模様香炉(韓国国宝第60)のように625戦争当時、被害を被るか、国立博物館によって疎開したものを選んで、観覧客がパンフレットを持って位置を探せるように工夫しました。

 

70年前の戦争の危機の中でも先祖が残してくれた文化財を守り、新しい文化へと継承しようとする人々がいました。彼らが守り育てたもの、それは韓国の文化であり、世界に誇るべき韓国の自負心でした。この度の展示で彼らの足跡を感じ取って頂ければ幸いです。