国立中央博物館(館長・金英那(キム・ヨンナ))はテーマ展「韓国の大僧の書 : 月精寺の漢岩と呑虛」を開催する。201３年４月１６日(火)から201３年 8月04日(日)まで開かれる今回の「韓国の大僧の書 : 月精寺の漢岩と呑虛」は、近代仏敎の中興に大きく貢献した漢岩と呑虛　二人の生厓や書を眺望する展示である。

仏家の学脈は我が国の知性史の重要な流れの中の一つであり、山門の修行者として高い学徳を持って衆生を濟度した多くの僧侶だちは、我々の歴史と文化界に大きな足跡を残した。

 

漢岩は、日帝强占期の乱れ世に混ざないように五臺山へ入って、一生を渡って參禪と学問に精進した。韓國戰爭の時期には、危機にあった上院寺の為に体を張って救ったぐらいの剛直な人である。漢岩の淡白で端麗な書には、こうした慈悲の精神と意志が含まれている。

 

呑虛は、漢岩の弟子で、3年に渡って真理の探究を求める為の書信を漢岩と取り交わしながら得た悟りを通して仏家に帰依した。世界の各地を通って学問的な真理を説いて、大勢の弟子を養成した。仏教を主にしながら儒学など東洋学の全般に精通した呑虛は、特に僧·俗の啓蒙と教育に邁進して現代の仏教の礎石を固めいた。また、呑虛は、多くの人々が簡単に悟りに至るように多くの書道作品を残した。

 

書は、人の内面を抱いている。二人の大僧の書には、学問的な深さ、生に対した省察、そして衆生への愛情が入っている。この展示に紹介された書と遺品には、意味は高尚に、志操は固く、只管、ひとつの道で人生を生きた二人の禪師の教えを見せてくれる。