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神衆-仏教の守護神たち
  • 展示場所

    国立中央博物館・書画館 仏教絵画室

  • 展示期間

    5월-14-2013 ~ 9월-08-2013

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“神衆”は仏陀や菩薩より位階の低い仏教の守護神を指す言葉です。彼らは元々インド古来の土俗神でありましたが、仏教に取り入れられ、仏陀とその教えを守護する神々となりました。

朝鮮時代には神衆信仰が一般仏教徒の間で盛んに行われました。帝釈天、梵天、韋駄天など仏教の様々な守護神を描いた神衆図は、仏陀や菩薩を描いた仏画よりも大量に制作されるほど高い人気を博しました。人々は神衆を祀り、神衆図を造りながら福と長寿、所願成就、厄除けなどを祈ったのです。

神衆図と神衆信仰は仏教の宗教的な包容力を示すと同時に、大衆の暮らしと願いを表した点において極めて意義深いものです。また同時に仏教を知らない人でも神話的な想像が広がる興味深さもあります。今回の展示は、多彩な物語と切実な願いが込められた仏教の守護神の絵画である神衆図をご覧いただける貴重な機会です。
 


1. 帝釋天圖, 朝鮮 1748, 絹本彩色, 86.7×59.2cm


2. 帝釋天龍圖,  朝鮮 1750, 絹本彩色, 173.3×204cm


3. 神衆圖, 朝鮮 1855, 絹本彩色, 170.6×159.1cm


4. 神衆圖, 朝鮮 18世紀, 絹本彩色, 155.5×109cm


5. 神衆圖(穢跡金剛), 20世紀, 絹本彩色, 111×110.8cm


6. 四天王圖, 朝鮮 19世紀, 絹本彩色, (左) 318×202.5cm / (右) 321×206.5cm