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使臣として中国を訪れた画家たち
  • 展示場所

    書画館 絵画室

  • 展示期間

    10월-27-2011 ~ 1월-15-2012

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○作品:姜世晃筆「瀛台奇」など33

             

 

国立中央博物館ではテーマ展「使臣として中国を訪れた画家たち」を開催している。今回の展示では中国を訪れた朝鮮の使臣団が描いた様々な絵画33点が展示される。

 

外交上任務たすために中国派遣された朝鮮使臣団総数は、正使、副使、書状官、訳官、医官、画員などの正官30人を含む3百人前後であった。派遣は、朝鮮の全時代を通じて500回余り行われた今回の展示では使臣団に属し、中国の芸術と文化に触れた画家が残した道程と文化交流にスポットライトを当てる。

 

 展示は3部によって構成されている。第1部「使臣に対する歓迎と道程、新しい文化との触れ合い」は朝鮮と明の官吏が出会い、別れる場面が紹介されている。でも海朝天1624年、仁祖即位められるために中国れた使臣団道程が記されている。旋槎浦から船に乗るために移動する朝鮮の使臣の行列、登州に到着し、陸路で北京に至るまで見物した様々な風景がダイナミックに描かれている。

 

2部「使臣として中国を訪問した朝鮮後期文人の絵画活動」では、七十歳を超えて中国行きという一生の夢が叶った姜世晃(カン・セフォン、1713~1791)が、中国の旅程を描いた力作「槎路三奇帖」と「瀛台奇」などが展示されている。

 

3部「朝清交流の場、中国行きの使臣と文人たち」では朝鮮と清の知識人による活発な交流について展示されている。秋史・正喜(チュサ・キム・ジョンヒ、1786-1856)と訳官の李尚迪(イ・サンジョク、1804~1865)は「図」を中国に持って行き、多くの中国の文士がそれに跋文を書いた。本展示ではこの「」を朝清交流の産物として捉え、新しい角度から分析している。また、中国訪問の経験と交流を総合しており、朝鮮後期に考えられていた理想社会が窺える「太平城市図」を紹介している。

 

朝鮮時代、使臣として中国を訪れた画家による作品を通じて、当時の文化交流と韓国の歴史について、より深く理解するきっかけとなれば幸いである。

 

 

海朝天」旋槎浦から出発する場面

に淡色

1624年の使臣団の中国訪問が描かれた「海朝天」である。郭山の旋槎浦-中国の登州に上陸し、陸路で北京までの道程を25の絵画で表現している。

 

 

 

「瀛台奇」瀛台・氷戯

紙に墨

178410月から17852月までの中国訪問の時に制作された詩画帖である。17841221、乾隆帝とともに瀛台において氷戯宴を観覧した場面が描かれた「瀛台氷戯図」が含まれている。

 

 

 

「槎路三奇帖」西山

紙に墨

(画帖) 23.3×13.4cm

1784年の中国行きの時に制作された詩画帖である。「槎路(船路、つまり中国行き)」で出会った三つの不思議な景色、つまり薊州の「薊門烟樹」、北京・ の「西山」、伯夷叔斉の墓のある「孤竹城」の絵が収められている。

 

 

 

「瀋陽館図帖」瀋陽館旧址

紙に色、必成(イ・ピルソン)

明知大学校LG燕巌文庫蔵

176011月の中国行きの際に制作された記録画である。計16幅によって構成されている。