国立中央博物館は、韓国博物館開館100周年を迎えまして、第3の世界文明展『太陽の息子、インカ』展を開催いたします。
　　今回の展覧会は、1982年の『ペルーの国宝展』の以来、およそ30年ぶりにインカ文明を紹介するものです。本展のために、韓国日報・ＳＢＳとの共同としまして、ペルー国立考古人類歴史学博物館をはじめ、ペルー全域の９ヶ所の博物館から351点の作品を展示いたします。特に、厳選されたこれらの作品からは、インカとインカ以前のチャビン(Chavin)・モチェ(Moche)・ナスカ(Nazca)・ワリ(Wari)・チムー(Chimu)など、アンデス古代文明の精華をご覧いただきます。
　　インカは、1430年以来の約100年間、中央アンデスで勢力を誇る帝国でありました。実際、インカは韓国のように数千年間の固有たる歴史が伝えられています。本展により、インカと共にインカ帝国以前に成立されたアンデスの古代文明をご堪能いただければ幸甚です。