過去 特別
近代都市パリの生活と芸術、オルセー美術館展
  • 展示場所

    国立中央博物館・企画展示室

  • 展示期間

    5월-03-2014 ~ 8월-31-2014

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『近代都市パリの生活と芸術、オルセー美術館展』は、印象主義の後に新たに登場した美術家たちと、近代都市へと発展したパリの生活と文化にスポットを当てる展示です。産業革命の影響で、かつてない物質的な豊かさを享受していたパリ市民は、自分たちの時代が最も美しい時代だと考えました。しかし、明るい色彩で光と都市生活を表現する印象主義美術は、1886年を起点に変化の兆しを見せ始めました。都市の喧騒や物質主義から抜け出そうとしたポール・ゴーギャン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・セザンヌなどのポスト印象派の画家たちは、都市生活や光への関心ではなく、自然の本質的な仕組みや原始の世界、夢と無意識の世界を自分たちの芸術的ビジョンとしました。クロード・モネの後期の作品からアンリ・ルソーの作品に至るまで今回の展示で紹介される絵画作品には、こうした当時の美術家たちの強烈な個性と内面がよく表れています。特に写真、彫刻、ドローイング、工芸品など、今回展示される多様な媒体の作品は、近代都市パリの様々な姿を表現しています。フランスのオルセー美術館の厳選された作品約170点を通じて、時代の転換期を生きた画家たちの息吹と彼らの暮らしを感じていただけることを期待します。