過去 特別
世界遺産 百済
  • 展示場所

    常設展示館1階特別展示室

  • 展示期間

    11월-29-2016 ~ 1월-30-2017

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国立中央博物館は、(財)百済世界遺産センターとともに、百済(紀元前18年~660年)の熊津期(475年~538年)から泗沘期(538年~660年)における公州・扶余・益山など8か所の遺跡が世界遺産に登録されたことを称えて、特別展『世界遺産、百済』を開催する運びとなりました。 昨年7月に百済歴史遺跡地区が世界遺産に登録されたのは、市民と地方自治体そして政府による努力の結果であり、皆で喜びを分かち合ったが昨日のことのように思い出されます。

ユネスコは、百済歴史遺跡地区を世界遺産に登録し、東アジアにおける百済の文化交流と、独創的な文化を高く評価しました。世界遺産への登録一周年を迎え、千数百年前の百済の人々が生み出した開放的かつ創意的な文化を改めて理解し、この特別展が世界遺産・百済歴史遺跡地区の文化的価値を国内外に広く知らせる一助となることを願います。今回の展示で都城に築かれた百済人たちの国を挙げた壮大な夢、寺院に込められた彼らの信仰と願い、陵墓に秘められた涙と汗に思いを馳せることができると思います。二十一世紀を生きる私たちが千数百年後の子孫たちにどのような文化を残していけるのか、一度立ち止まって考えるきっかけになれば幸いです。