「テーマ展」吉祥、中国美術に込められた幸福への願い
  • Date2012-07-10
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テーマ展「吉祥、中国美術に込められた幸福への願い」

Best Wishes, Auspicious Symbols in Chinese Art

 

 

展示期間:2012724()923()

展示場所:常設展示館アジア中国室

 

 

国立中央博物館(館長金英那(キム・ヨンナ))はテーマ展「吉祥、中国美術に込められた幸福への願い」を開催する。2012724()から2012923()までアジア館中国室で開かれる今回のテーマ展では、国立中央博物館の収蔵品を含め、国内の他の機関や個人コレクター所蔵の中国の作品約100点が一度に紹介される。

 

吉祥とは、「吉事有祥」という言葉の略語であり、広い意味では、人間の抱いているすべての願いといえる。たとえば、現代を生きる我々が平穏や長寿を願うのと同様、昔の中国人も同様のものを願っていた。中国美術に表われる様々な素材は主に吉祥と関わりのあるものであり、これらには幸せな人生に対する強い思いが込められている。遠い昔から中国では様々な方法で万物に意味を与え、吉祥の記号と象徴が生まれた。絵画や工芸品にはこのような記号と象徴が示されており、中国人は日常の中でそれらに絶えず触れ、自らの人生が幸せに満ちるように願っていた。

 

中国の吉祥に対する意識は、韓国と日本にも影響を及ぼし、それぞれの国と時代で変化していった。我々にとって馴染みの深い吉祥の表現が、国によって、時代によってどのような差異と共通点をもっているのか探ってみるのも、今回の展示を見る上で醍醐味になるであろう。

 

今回の展示は、韓中修交20周年を記念するものでもある。韓国と中国が過去から現在に至るまでどれほど密接な関係にあるのかを顧み、これからの文化交流の礎となるきっかけになれれば、と願っている。

 

 

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