外奎章閣儀軌(朝鮮時代の国や王室の重要行事の記録)

フランスから297巻全て返還

- 6月11日に外奎章閣儀軌の返還記念歓迎大会を開催 -

5月 27日(金)、第4次分を最後に外奎章閣儀軌297巻全てが韓国へ返還されました。145年ぶりにフランスから帰還した朝鮮王室の儀軌の殆どは、王が閲覧するために特別製作されたいわゆる「御覧用」の儀軌で、全297巻の中には国内に無い唯一本30巻も含まれているなど、その文化的および学術的な価値が高いです。

今回、外奎章閣図書の返還を歓迎し、海外に持ち出された文化財返還に対する関心を促すため、6月11日 (土)に「外奎章閣儀軌の返還歓迎大会」が開催されます。
午前は江華島で告由祭をはじめ、午後は景福宮まで移奉行列、特別公演などが行われます。

国立中央博物館は、今回返還された朝鮮王室儀軌を一般公開するため、7月19日から9月18日（62日間）まで特別展（145年ぶりの帰還-外奎章閣儀軌）を開催し、今年中に唯一本30巻に対してはオンラインサービスを提供します。なお、2013年までに297巻全てに対するオンラインサービスシステムを構築し、その研究活動を支援する予定です。さらに影印本の製作を通じて保存と活用に万全を期する一方、様々な文化グッズも開発および普及する企画です。

Pages from “Garye Dogam Uigwe,” depicting a scene from the royal wedding

of 66-year-old King Yeongjo and his 15-year-old bride Jeongsun of Joseon Dynasty in 1759