黄褐釉台付壺
- 年代
統一新羅
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材料
陶磁器 - その他
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寸法
高20.5
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番号
本館 12474
仏教の火葬文化を反映する統一新羅時代の骨壺で、黄褐釉がかかっている。韓国の火葬風習は、仏教式葬礼の影響を受けて広く普及したとされている。文献記録と骨壺に一緒に埋められた貨幣などからみて、火葬の発生時期は7世紀以後、すなわち三国時代末頃と推定されている。蔵骨容器の材料は土製品が大部分だが、唐三彩や青磁製品を選択する場合もあり、この黄褐釉壺のように印花文に黄褐釉をかけた場合もある。遺物の蓋には宝珠形のつまみがあり、長頸壺の肩部に円形の印花文がめぐらされている。この骨壺は、特殊な階層が用いた最高級品だと推定される。