金斗樑・金徳夏筆 春夏桃李園豪興景
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    糸織 - 絹

  • 寸法

    183.3x182.7

  • 番号

    徳寿 2146

この作品は金斗樑(1696~1763)とその息子の金徳夏(1722~1772)の合作である。
 四季を過ごす士大夫の理想的な田園生活を描いているが、農耕と歳事風俗などが重要な主題として登場する。春の場面には3人のソンビ(学識と立派な人格を備えた知識人)が、桃の花が咲きほこる田園で風流を楽しんでいる姿を、夏の場面には将棋をさしているソンビの姿を描いている。
 墨で書かれた文章の内容は次の通りである。

春・夏に桃の花と李の花が咲いた庭園での浩蕩で楽しい風景
時甲子(1744)春正月吉日に日寧軒が書く
金斗樑が下絵を描く
[春夏桃李園豪興景
峕甲子春正月吉日,日寧軒書,金斗樑圖本]