粉青沙器印花紋瓶
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    陶磁器 - 粉青

  • 寸法

    高26.8㎝

  • 番号

    徳寿 3765

口縁がラッパのように広がり、長い頸から胴裾に続くラインが豊満で柔軟な曲線を描いている。このように美しい器形は玉壷春と呼ばれ、朝鮮前期を代表する瓶の形態である。器の全面に花紋が精巧に施文されており、すっきりと節制されたイメージが目を引く。同じ文様を反復することで生じる単調さを避けると同時に、肩部と高台に大きな菊花文を印花施文して変化をつけ、頸の上段には意図的にすっきりと余白を残したところにセンスが光る。