• 高句麗
    高句麗

    展示室の紹介

      • 高句麗、古代北東アジアの強国
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      • 高句麗は、夫余で生まれた朱蒙によって建国された国です。高句麗は最初、渾江と鴨緑江付近の小国でしたが、中国をはじめとする周辺諸国との争いを繰り広げる中で、強国へと発展しました。高句麗の最大領域は、北は現在の中国遼寧省と吉林省の一部、南は韓半島中部にまで及びました。
      • 早くから周辺諸国と盛んに接触していた高句麗は、独自性を持ちながらも国際性を兼ね備えた文化を築きました。三国の中で最も早く中国から仏教を受け入れ、それを国の政治や社会の発展に積極的に活用したのも高句麗です。その文化は力強く活気に満ち、優れた製作技術とともに実用性も重視されていました。高句麗の古墳壁画は、当時の人々の日常や考えを美しく生き生きと描き出しており、高句麗文化の精髄とされています。このような高句麗文化は、百済、新羅、加耶、さらには倭(日本)にも影響を与え、後に渤海へと引き継がれました。