青銅有銘壺杅
- 年代
新羅
- 出土地点
慶州市
- 材料
金屬 - 銅合金製
- 寸法
高19.4
- 指定文化財
1878
- 番号
新收120
光復後、韓国人によって発掘調査された最初の古墳である、慶州壺杅塚から出土した。器身は深みがあり、底部には低い高台がついている。器身と蓋にある数条の突帶と、蓮花座の上につく球状のつまみが調和をなしている。類似した壺杅としては、慶州味雛王陵地区と普門洞古墳群、そして昌寧出土品などをあげることができる。
器身の底部には“乙卯年國崗上廣開土地好太王壺杅十”という銘文が刻まれている。高句麗廣開土大王のためにつくられたものとみられる。高句麗の壺杅が新羅の古墳から出土したことは、重要な意味をもっている。