鄭道伝の文集
高麗時代末期の急進派であり、新進士大夫を代表する人物、鄭道伝(チョン・ドジョン)の文集です。鄭道伝は号を三峰といい、新進士大夫として、李仁任(イ・イニプ)をはじめとする親元派の大臣らに反対し、地方に配流されました。放免されてから各地を転々とし、咸興(ハムフン)に東北面都指揮使であった李成桂(イ・ソンゲ)のもとを訪れ、幕僚になりました。これが縁で鄭道伝は李成桂の側近となり、大々的な土地改革を成功させ、朝鮮建国の礎を築く決定的な役割を果たしました。