• 中世・近世館 大韓帝国室
    大韓帝国室

    展示室の紹介

      • 大韓帝国
      • 高宗は1897年10月、独自に「光武」という年号を制定し、国号を「大韓」に変え、大韓帝国が自主独立国家であることを宣布しました。大韓帝国は、1899年近代憲法の特徴を持つ「大韓国国際」を頒布することで、皇帝権の強化と様々な改革を試みます。電車·通信·鉄道など、西洋の文物が次々と取り入れられ、漢陽は近代都市となっていきます。暗い政治的雰囲気の中でも近代の文物が目覚ましい速度で生活のいたるところに定着されます。しかし、1904年日露戦争後、大韓帝国は日帝の半植民地に転落し、さらに1910年に日帝による国権侵奪が行われます。
      • 植民地支配の解放から今日までは、大韓帝国に対する否定的な認識が支配的でした。「国亡」という結論だけにこだわって評価するのではなく、当時大韓帝国が置かれていた時代の特殊性も考慮すべきであります。大韓帝国は反封建、反外勢、近代化という歴史的課題を抱え、これを解決しようと努力したという点に注目する必要があります。