ご覧の展示品は犂(からすき)の先の部分で、土を掘り起こすのに使う道具です。
この根本にあるV字形の穴に、犂床(すきどこ)をしっかり差し込んで固定します。犂床をここにはめ込むと、スコップのようになり、土を掘り起こしやすくなります。ご覧のものは、九宜洞(クウィドン)の軍事遺跡から出土したものです。ここにいた高句麗兵士たちが、直接土を耕し、畑仕事をしていたことが分かります。