交椅

祭祀を行う時、位牌を祀る脚の長い椅子を交椅といいます。背もたれは中央で二段に分かれ、上部には波・山・雲とその上に太陽を、下部には草花文が透彫で表現されています。背もたれとひじ掛けの下には、眼象とよばれる透彫がめぐらされています。横板と長い縦柱の組み合わせと、節制された透彫は、均整のとれた格調高さを感じさせます。

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