神像八寶文壺

ネパールのネワール族の伝統的な婚礼に使用された壷で、土器の表面にはヒンズー教の13神が浮き彫りされている。新婦の母親が、小麦粉と黒砂糖を捏ねて油で揚げた菓子を嫁ぎ先の家族の数の分用意し、この壷に入れて嫁ぐ娘に持たせた。壷の口には、太鼓の皮でも張ったかのよう 紙をぴんと張り、その上に赤い顔料で星曼荼羅を描く。そして、まず新婦がその紙を破り、壷の中に手を差し入れるのだ。