青磁象嵌銅画牡丹文梅瓶
  • 年代

    高麗

  • 材料

    陶磁器 - 青磁

  • 寸法

    高34.5、口径5.8、底径13.2

  • 指定文化財

    346

  • 番号

    徳寿 434

肩部が豊満で、腰部の曲線が滑らかで高さもあり、全体的に堂々とした印象を与える梅瓶である。特に青磁に銅画技法(主成分を銅の顔料を使用して文様を施した後に、口縁の内側の面に文様を鮮紅色で表現する技法)を利用して、文様を表現したものは、非常に稀であり、このように梅瓶を装飾するのに使用した例は、もっと珍しい。胴部には牡丹枝の三つの白黒象嵌で描写した後、花弁に銅画技法で赤い色を被せ、華麗さを加えている。牡丹文は、胴部の広い部分に花を配置し、細くなった腰部に蔓を配した逆三角形構図で、梅瓶の形態と調和している。