粉青沙器鉄画文祭器
  • 年代

    朝鮮

  • 出土地点

    公州市

  • 材料

    陶磁器 - 粉青

  • 寸法

    高9.2

  • 番号

    本館 10480

  簠は稲とキビを盛る祭器である。『祭器図説』によれば、長方形胴部に把手と怪首形の装飾を付け、雷文と波状文で装飾をしている。この作品には、このような特徴が単純な形態に変わっており、怪首形の装飾が凸凹した石で作られ、雷文と波状文は濃い褐色の鉄画顔料ですっきりと表現されており、非常に現代的な印象を与える。胎土に刷毛で白土を厚く被せ、粗雑さを隠している。釉薬は青灰色を帯びる透明なもので、高台を除いた全面に薄く塗られている。