月光寺円朗禅師大宝禅光塔碑
  • 年代

    統一新羅

  • 出土地点

    堤川市

  • 材料

  • 寸法

    高さ 395cm

  • 番号

    新收 18235

統一新羅末、高僧の円朗(ウォンラン)禅師(816-883)の生涯について記された碑である。憲康王(ホンガンワン、新羅の第49代の王)の命により890年に建てられ、金穎(キム・ヨン)が文章を、僧侶の淳夢(スンモン)が欧陽詢体の楷書体で字を書いた。亀の形をした台石(亀趺)の上に碑身が載せられ、さらにその上に蛟龍の形で装飾が施された笠石が置かれた。このような石碑の構成は、統一新羅時代と高麗時代に大いに流行した。現在、磨耗が激しいが、円朗禅師の生涯について刻まれており、新羅下代の禅宗の思想を理解する上で重要な資料となっている。

本来、忠清北道(チュンチョンブクト)・堤川市(チェチョンシ)・月光寺跡にあったもので、1922年に景福宮に移されたが、現在は「Path to History」に展示されている。