粉青沙器刷毛目文鉢
- 年代
朝鮮
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材料
陶磁器 - 粉青
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寸法
高6.7、口径17.2
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番号
新收 10377
刷毛目技法とは、豚毛や馬のたてがみや尾の毛などで作った刷毛を利用して、器の表面に白土を塗ることをいう。器の表面に刷毛の粗い痕跡が残っており、特別な文様を表しておらず、その痕跡だけで多様な変化を見せる。刷毛目文は彫花剥地文や鉄画文などの地の文様に多く利用されており、時には単独で流行することもあった。この鉢は、内面と外側面には素早い粗く塗った刷毛の痕跡があり、白色粉装土と青灰色の地との対比は非常に印象深い。